なぜ鏡に自分を映すと左右が逆になるのか?
これって良い問題だと思いませんか?
経験的には当たり前だと思っていることだけど、いざ説明しろと言われたら、「う~ん」とても難しい。
でも、子どもでも大人でも同じ土俵で考えることができる。
頭の体操にちょうどいいと思って、これについて書いてみることにしました。
答え
錯覚です。 左右は逆になっていないしもちろん上下も逆になっていない。 逆になっているのは前後(奥行)なのです。
人は自分を鏡に映したとき、自分を180度回転して向かい合っている自分がいる、 と想像(錯覚)するのです(もちろん実際には鏡に映った自分は180度回転した自分にはなっていません)。 その像(左右逆の像)と鏡の中の像(左右正しい像)比較するから左右が逆になっているように錯覚するのです。 つまり鏡が左右逆にしているのではなく人の頭の中で左右逆(180度回転)にしているのです。
なぜこのような錯覚を起こすのかというとに人間は左右対称な生き物であるからでしょう。
いかがでしょう? この問題についてベクトルの概念を使って説明する人もいますが それだと数学的になって子どもには難しいと思うので、上記のような説明が一番しっくりくるのではないでしょうか。